結論:
投資を本気で勉強したい・情報収集を仕組み化したい人は「日経CNBC online(本家)」を選ぶべき。
プライム会員で、手軽にライブを流し見したいだけなら「Amazonの日経CNBCプラス」で十分。
この記事の対象
- 投資をできるだけ「自動化」したい人
- ニュースやプロの解説を使って、体系的に投資の勉強をしたい人
- 日経CNBCと、Amazonプライムの「日経CNBCプラス」の違いがわからない人
1. 日経CNBCと日経CNBCプラスの違いを一言でいうと?
まず、ざっくり構造だけ整理します。
- 日経CNBC online(本家)
→ 日経CNBCが提供している公式のオンラインサービス。
ライブ配信+豊富なVOD(見逃し)+番組資料DL+検索機能が使える、“投資勉強向け”のサービス。(日経MM総合研究所) - Amazonプライムの「日経CNBCプラス」
→ Amazonプライムビデオの中にある「ニュース系有料チャンネル」の1つ。
ライブ配信+一部のオンデマンド動画を、プライムビデオのアプリやFire TVから視聴できる。(Kamiani)
中身の番組は基本的に同じ系統ですが、
コンテンツ量と勉強のしやすさ=本家が圧倒的に上
手軽さとデバイス対応=Amazon版が強い
という構図です。
2. 料金・無料体験の比較
日経CNBC online(本家)
- 月額料金:約1,650円前後(税込)(法人向けプランもあるが、個人利用の目安はこのあたり)(日経MM総合研究所)
- 主な内容:
- 日経CNBCのライブ配信
- 過去のVOD(オンデマンド動画)多数
- 日経QUICKニュース社のマーケットニュース
- 番組資料ダウンロード など(日経MM総合研究所)
Amazon「日経CNBCプラス」
- 日経CNBCプラス(月額):990円(税込)(アプリオ)
- これに加えて、Amazonプライム会費(例:月額600円前後)が必要。(VODチョイス by ネットオフ)
- 無料体験:14日間無料で利用可能。(Kamiani)
月額コストだけで見ると、
- 本家:1,600円台
- Amazon版:プライム+チャンネルでトータル1,500〜1,600円台
くらいで、ほぼ同じ価格帯です。
3. 機能の比較:何ができるか?
本家:日経CNBC onlineの機能
投資の勉強・検証に向いた“道具箱”仕様になっています。
- ライブ配信
「朝エクスプレス」「NY大引け解説」「ジム・クレイマーのMAD DASH」など、市場時間に合わせた番組をライブ視聴。(日経MM総合研究所) - VOD(オンデマンド・見逃し)
- 主要番組のアーカイブが多数
- 日銀総裁会見、FRB関連、雇用統計など、マーケット重要イベントの解説もVOD化されている。(日経MM総合研究所)
- マーケットニュース
- 日経QUICKニュース社のマーケットニュースが見られる。(日経MM総合研究所)
- 資料ダウンロード
- 放送で使用したスライド・資料などをDLして復習できる(番組による)。(日経MM総合研究所)
- サブチャンネル機能(最近追加)
- 相場イベントをリアルタイムで深掘りする特別配信を行うサブチャンネル。
- 見逃した場合もVODで視聴可能。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
→ 「あとから見直す」「テーマごとに学ぶ」「資料を使って勉強する」ことがしやすい構造になっています。
Amazon「日経CNBCプラス」の機能
こちらは**プライムビデオの“ニュースチャンネル版”**というイメージです。
- ライブ配信
- 日経CNBCのライブ番組をプライムビデオ上で視聴。
- テレビ感覚で流しておける。(カイドキ)
- オンデマンド(見逃し)
- デバイス・UI
- プライムビデオ対応デバイス(PC/スマホ/タブレット/Fire TV/対応スマートTVなど)でそのまま見られる。(カイドキ)
→ 「とりあえずテレビで流す」「通勤中にライブを聞き流す」にはめちゃくちゃ便利だが、勉強ツールとして見ると機能が足りない感じです。
4. 見逃し配信(VOD)はどちらが多い?
あなたの悩みの中でも、一番重要なポイント。
- 本家:日経CNBC online
- ライブに加え、多くの番組がVOD化されていて、過去分も含めて視聴可能。
- サブチャンネルの特別番組も、見逃しても後からVODで見られる。(日経MM総合研究所)
- Amazon:日経CNBCプラス
- ブログ比較などでは「追加で30タイトル以上のオンデマンド動画が見られるが、見逃し配信には大きな期待はできない」と評価されている。(ほのぼのVODブログ)
- 作品数は「140作品以上」と表現されることもあるが、本家のVODライブラリと比べると明らかにボリューム不足。(Kamiani)
結論として、
見逃し配信・過去動画の量は、日経CNBC online(本家)が圧倒的に多い。
投資の勉強目的で「過去の相場局面を見返す」ことを考えるなら、
ここが決定的な差になります。
5. スマートフォン視聴は両方できる?
日経CNBC online
- ブラウザまたは専用アプリから、PC/スマホ/タブレットで視聴可能。(日経MM総合研究所)
Amazon「日経CNBCプラス」
- プライムビデオのアプリがそのまま使えるので、PC/スマホ/タブレットはもちろん、Fire TVや対応スマートTVでも視聴可能。(カイドキ)
質問の答えとしては、
どちらもスマホで見られる。
ただし、テレビやFire TVでの視聴まで含めると、対応デバイスの広さはAmazon版が有利。
6. 投資の「自動化」と相性がいいのはどっち?
投資を自動化したい人にとって大事なのは、
「判断のための情報収集をどこまでルーティン化できるか」です。
日経CNBC onlineを使う自動化イメージ
例として、こんなルーティンが組めます。
- 平日朝:
- 出勤前 or 通勤電車で
→ 「朝エクスプレス」のVODを1.5倍速で10〜15分だけ見る
→ その日の重要な指標・ニュースだけ拾う。(日経MM総合研究所)
- 出勤前 or 通勤電車で
- 週末:
- 「今週のマーケット総括」「NY大引け解説」「重要会見のVOD」だけまとめて視聴
- 気になるテーマ(半導体、米金利、日本株、高配当など)の回を検索して、テーマごとに視聴。(日経MM総合研究所)
- 気になるイベント時:
- FOMC・雇用統計・日銀会合のあと、イベント解説のVODだけチェック
- 自分の自動売買設定・積立投資と照らし合わせてメモを残す。
こうすると、
- 「毎日・毎週、どの番組を、何分だけ見るか」が固定される
- VODと倍速再生で、時間コントロールがしやすい
- 過去のイベントも遡って検証できる
ので、“情報収集”の部分がかなり自動化された状態になります。
Amazon「日経CNBCプラス」を使う自動化イメージ
こちらはどちらかというと、
- 自宅のテレビ(Fire TV)で
- 帰宅したら「日経CNBCプラス」をつけっぱなしにしておく
- 家事や食事をしながら、耳だけでマーケット情報を拾う
- 通勤中
- プライムビデオアプリでライブだけ流しておき、「相場の温度感」だけ掴む
という**“ながら聞き”に向いています。**(カイドキ)
ただし、
- 「あの会見をもう一度、細かく見直したい」
- 「あのテーマの特集だけまとめて見たい」
というときのVODの弱さがネックで、
勉強・検証には向きにくいです。
7. 「どちらを選ぶべきか?」の最終結論
あなたの想定ターゲットは、
- 投資を自動化したい人
- 投資を勉強したい人
この2条件を両方満たす前提で、どちらか一方に絞るなら、結論はシンプルです。
本気で投資の勉強+情報収集を仕組み化したいなら
「日経CNBC online(本家)」を選ぶべき。
理由を整理すると、
- VOD(見逃し)の量と質が圧倒的に多い
- 重要イベント(会見・指標)の解説を、時間をずらして何度でも見返せる
- VOD+倍速視聴で、限られた時間でも情報を圧縮して取り込める
- 資料ダウンロードやニュース機能で、ノート・記録・検証と相性がいい(日経MM総合研究所)
一方で、
- すでにプライム会員
- 「とりあえずニュースをテレビで流しておきたい」
- 深い勉強というより「相場の空気」を感じたい
というライト層には、Amazon「日経CNBCプラス」も選択肢になります。(Kamiani)
8. まとめ
- 違いの本質
- コンテンツの中身そのものは近いが、
勉強用の機能(VOD量・資料・サブチャンネル)がそろっているのは本家。
- コンテンツの中身そのものは近いが、
- 見逃し配信の量
- 圧倒的に日経CNBC onlineが多い。Amazon版のVODは「おまけ」レベル。
- スマホ対応
- どちらも視聴可能。
- テレビ・Fire TVまで含めた“ながら視聴”ならAmazon版が楽。
- 自動化との相性
- 投資判断の情報収集をルーティン化したいなら、本家。
- BGM感覚でニュースを流したいならAmazon版。
投資を「自動売買+ニュースインフラ」で半自動運転にしていくなら、
“どのサービスで何をどの時間に見るか”を決めてしまうことが、実はかなり大きなレバレッジになります。


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