結論から言うと、FX取引で日経CNBCを使うなら、優先順位はこの順です。
- 為替中継/為替解説(朝エクスプレス内コーナーなど)
- 米雇用統計速報(米雇用統計ライブ解説を含む)
- FRB議長会見中継
- 日銀総裁会見 + LIVE!日銀総裁会見『ウラ解説』(重要経済イベント ウラ解説)
- World Watch
- 新興市場解説・コメンテーター解説
- NY大引け解説・Worldwide Exchange など、世界株・金利のまとめ番組
- 教えて!投資マスター(基礎〜応用の勉強用)
- ジム・クレイマーの MAD DASH(米株・リスクセンチメント確認用)
「YENタメ」は、新規放送は確認できずアーカイブ中心なので、
リアルタイムの“おすすめ番組”リストからは外しますが、
為替の仕組みを基礎から学ぶ教材としては有用なVODです。(Amazon.jp)
以下は、ブログ記事としてそのまま使える形で整理します。
FX向けに番組を選ぶときの軸はシンプルです。
- 短期トレード用:今まさに動いている理由を知る
- イベントトレード用:雇用統計・FOMC・日銀の意味を理解する
- 中長期の相場観:為替の「背景」にある世界経済・新興国を押さえる
- 基礎固め:為替や投資の根本ルールを勉強する
日経CNBC online のVODラインナップを見ると、
「為替中継」「新興市場解説」「World Watch」「日銀総裁会見」「FRB議長会見中継」「米雇用統計速報」などが
ネット配信の主要コンテンツとして今も提供されています。(App Store)
さらに公式サービス紹介では、
「FRB議長会見中継」「米雇用統計速報」「ジム・クレイマーのMAD DASH」「NY大引け解説」などで
世界のマーケット情報をタイムリーに取れると明記されています。(nikkeimm.co.jp)
この情報をベースに、「FXで実際に使える番組」だけをピックアップしていきます。
リアルタイムの売買判断に直結する番組
① 為替中継/為替解説(朝エクスプレスなどのコーナー)
用途:デイトレ・スキャル・短期スイングの“今日の前提条件”の把握
日経CNBC onlineのVODコンテンツ一覧には、
**「為替中継」「朝エクスプレス マーケット解説」「コメンテーター解説」**がセットで掲載されています。(App Store)
また、J:COMの番組表では、
朝エクスプレス内に「為替解説」「為替電話リポート」「コメンテーター解説」などが日次コーナーとして組み込まれていることがわかります。(〖公式〗スカパー!スポーツ、音楽、アニメ、 映画をTVでもスマホでも視聴可)
FX目線でのメリットは3つです。
- 当日のドル円・クロス円の材料(要人発言・指標・金利)を短時間で整理できる
- 東京時間でどこに板が厚いか、どこが「意識されている」水準かがコメントから透けて見える
- 後でVODで見直せるので、自分のトレード日誌と照らし合わせて検証できる
使い方の例:
- 平日、朝の時間に
- 「為替解説」「為替中継」「コメンテーター解説」だけをVODでまとめて視聴
- 自分のトレード案(想定レンジ・想定シナリオ)をノートに1〜2パターンだけ書き出す
- 夜に結果を見て、「どの材料でシナリオから外れたか」を検証
結論:
日経CNBCをFXで使うなら、最初に習慣化するべきはこの為替系コーナーです。
② 米雇用統計速報(米雇用統計ライブ解説)
用途:月1回のビッグイベントで、無駄なポジションを持たない・チャンスだけ取る
日経CNBCは、米CNBCが速報する「米雇用統計発表」をライブで流しつつ、
専門家がリアルタイムで解説する「米雇用統計ライブ解説」を実施しています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
番組の流れは概ね:
- 22:20頃:プレトーク(今回の雇用統計で重要なポイントの整理)
- 22:30:米CNBCの雇用統計速報をそのまま視聴
- 発表後:為替チャート(主にドル円)を出しながら、
- 「数字が良い/悪い」の意味
- FRBの金融政策(利下げ・利上げの織り込み)への影響
- 今後数週間の相場への波及
を、リアルタイムでコメントしていきます。(YouTube)
FXでの具体的な使い方:
- 発表の前に番組を見て、
- 「どの数字がサプライズになるとドル円が大きく動きやすいか」
- 「今回、マーケットは何を一番気にしているか」
をメモしておく
- 発表直後は無理に触らず、
- 番組の解説で「落ち着いた後の方向」を確認してからエントリー
結論:
米雇用統計で毎回やられがちな人は、
チャートだけ見るよりも、この番組で“意味”を押さえる方が期待値は高いです。
③ FRB議長会見中継
用途:ドルストレート・ドル円の中期トレンド確認
日経CNBC onlineアプリの主なVODコンテンツとして、
**「FRB議長会見中継」**が明示されています。(App Store)
FOMC当日のポイントは、
- 「声明文」よりも「会見でのニュアンス」
- 「いつ利下げ/利上げの可能性があるか」についてのヒント
- マーケットが事前に織り込んでいたシナリオとのギャップ
をどう読むかです。
FXでの使い方:
- ドル円・ユーロドル・ポンドドルなど、
ドルが絡むポジションを持っているときは必ずチェック - 会見を見ながら、
- 金利先物や米株指数の反応
- ドルインデックスの動き
をチャートで併せて確認すると、「どこまで織り込んだか」を掴みやすい
④ 日銀総裁会見 + LIVE!日銀総裁会見『ウラ解説』
用途:円トレンドの“方向転換”を見逃さない
日経CNBC onlineのVODラインナップには、
**「日銀総裁会見」**が主要コンテンツとして列挙されています。(App Store)
さらに、インターネット限定で
「LIVE!日銀総裁会見『ウラ解説』」=重要経済イベント ウラ解説
という会員向け番組が定期的に配信されています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
ここでは、日銀会見の映像を見ながら、
- 植田総裁の発言の裏にある意図
- 記者の質問が何を狙っているか
- 今後のYCC・金利政策・ETF保有などの方向性
を、元日銀・エコノミストがリアルタイムでチャット解説してくれます。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
FXでの使い方:
- 日銀会合の週は、
- ポジションサイズを落とす
- ウラ解説で方向感を確認してから中期ポジションを組む
- 「市場がどう受け取ったか」を知るために、
- 会見後のドル円・クロス円の反応と一緒に振り返る
結論:
円の中長期トレンド(超円高/超円安のターニングポイント)を取りに行くなら、
日銀総裁会見&ウラ解説は“必修科目”クラスの重要度です。
中長期の相場観づくりに効く番組
⑤ World Watch
用途:通貨ごとの“国のストーリー”を把握する
World Watch は、世界情勢・各国のテーマ(インド、団体保険市場など)を深掘りする番組で、
日経CNBC onlineでもVOD配信の対象になっています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
為替は最終的には、
- 金利(金融政策)
- 景気・インフレ
- 政治・地政学リスク
の組み合わせで動きます。
World Watchでは、こうした背景を「ニュース単発」ではなく
ストーリーとしてまとめてくれるので、
- 「この国の通貨は、今後数年どういう方向に行きやすいか」
- 「どのテーマが続きそうか(例:インドの成長、欧州のエネルギー問題など)」
を考える材料になります。
長期・スイングトレーダー向けの使い方:
- 週末にWorld WatchのVODを数本まとめて見る
- 気になった国・テーマを
- 通貨(INR、MXN、ZARなど)
- 関連指標(株価指数・金利)
で追いかけて、**“通貨のストーリー帳”**を作る
⑥ 新興市場解説・コメンテーター解説
用途:リスクオン/リスクオフの感覚をつかむ
日経CNBC onlineアプリの説明では、
「新興市場解説」「コメンテーター解説(深読み・先読み)」がVODの主要コンテンツとして列挙されています。(App Store)
新興市場解説では、
- 東証グロースやIPOなどの動き
- 新興国株・テーマ株の物色動向
などが取り上げられていますが、
これらはそのまま「リスク許容度(リスクオン/リスクオフ)」のヒントになります。(X (formerly Twitter))
また、コメンテーター解説では、
- 「今の相場が何を一番気にしているか」
- 「中長期で効いてくるテーマは何か」
をプロの視点でまとめてくれます。
FXへの落とし込み方:
- 新興市場が強い
→ 高金利通貨(豪ドル、NZドル、新興国通貨)ロングが通りやすい地合い - 新興市場が売られている
→ リスクオフで、円買い・ドル買いが出やすい地合い
チャートだけだと見えづらい「市場の雰囲気」を文章化してくれるので、
自分の相場観の“言語化”の参考として使えます。
⑦ NY大引け解説・Worldwide Exchange など世界マーケット番組
用途:ドルが絡む通貨ペアの背景チェック
日経CNBC onlineの説明では、
**「NY大引け解説」「ジム・クレイマーのMAD DASH」「First on CNBC」**などが
世界のマーケット情報を取るための番組として紹介されています。(nikkeimm.co.jp)
また、J:COMの番組表では、
「Worldwide Exchange」が“世界の金融市場をライブで結び、株式・為替の動向を伝える”番組として掲載されています。(J:COMテレビ番組表)
FXの実務上、
- 米株がどう動いたか
- 米金利・VIXがどうだったか
- 欧州・アジア時間の流れ
をざっくり把握しておくだけでも、
ドル円やクロス円のギャップアップ/ギャップダウンの背景が理解しやすくなります。
基礎固め・知識の底上げに向いた番組
⑧ 教えて!投資マスター
用途:投資全般の“土台”を固める
「教えて!投資マスター」は、
著名な個人投資家をゲストに招き、
投資を始めたきっかけ、失敗談、成功例、投資術などを掘り下げる番組です。(YouTube)
FX専用番組ではありませんが、
- 資金管理
- レバレッジとの付き合い方
- メンタル・継続のコツ
など、FXにもそのまま応用できる「原理原則」が多いです。
おすすめの見方:
- 1日1本、VODを流し見しながら
- 「自分のトレードに転用できるルール」を1つだけメモ
- 実際のFXルール(損切り幅、1回のリスク量など)に落とし込む
⑨ ジム・クレイマーの MAD DASH
用途:米株の“熱狂度”を見る指標
ジム・クレイマーの MAD DASH は、
米CNBCの株式マーケット解説の中でも、
個別株・セクターの勢いをテンポよく確認できるコーナーです。(nikkeimm.co.jp)
FX目線では、
- 「市場がどこにリスクを取りたがっているか」
- 「テック・金融・ディフェンシブ、どこに資金が集中しているか」
を感覚的に把握するのに使えます。
注意点:
- 単独でトレード判断に使うのではなく、
リスクオン/オフの“温度計”として扱うくらいがちょうど良いです。
FXトレーダー向け「最小労力」視聴プラン
最後に、労力対効果を重視した視聴プランの例をまとめます。
デイトレ/スイングトレーダー向け
- 平日朝:
- 為替中継+為替解説+コメンテーター解説(合計20〜30分)
- 重要イベントの日:
- 米雇用統計ライブ解説
- FRB議長会見中継
- 日銀総裁会見+ウラ解説
- 週末:
- World Watch 1〜2本
- 新興市場解説 or コメンテーター解説(深読み)1本
兼業トレーダーで時間がない人向け(最小セット)
- 毎日:
- 為替中継(VODで10分)
- 月1回:
- 米雇用統計速報
- 日銀会合・FOMCの週だけ:
- FRB議長会見中継
- 日銀総裁会見+ウラ解説
このくらいに絞ると、
**「番組を全部追う」→「トレードに必要なところだけ使う」**に切り替えられます。

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