勝率は高いのに大損。トルコリラ円の売りで大きく崩れた月
2023年12月のFX取引を振り返ります。
今月は、かなり重要な月でした。
なぜなら、表面上の勝率だけを見ると悪くないのに、結果は大きなマイナスになったからです。
つまり、
「勝っている回数は多いのに、1回の大きな負けで全部持っていかれる」
という、FXで一番やってはいけない形が出た月でした。
特に悪かったのは、2023年12月7日のトルコリラ円の売り決済です。
この日の損失が大きすぎて、他の日で積み上げた利益をほぼ全部消しました。
2023年12月のFX損益まとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 決済件数 | 2,683件 |
| 月間損益 | -1,182,772円 |
| 売買損益 | -1,364,102円 |
| スワップ | +181,329円 |
| 勝ち件数 | 1,975件 |
| 負け件数 | 689件 |
| 勝率 | 73.6% |
| 1取引あたり平均損益 | -441円 |
| プロフィットファクター | 0.26 |
勝率は**73.6%**あります。
普通に見ると、かなり勝っているように見えます。
しかし、月間損益は**-118万円超え**です。
これは、勝率よりも、
負けた時の損失額が大きすぎる
ということです。
FXでは、勝率が高くても、損切りが遅れたり、含み損を大きく育ててしまうと、最終的には負けます。
2023年12月は、まさにその典型でした。
通貨ペア別の損益
| 通貨ペア | 損益 |
|---|---|
| 米ドル/円 | +95,882円 |
| メキシコペソ/円 | +38,489円 |
| ランド/円 | +19,367円 |
| ユーロ/米ドル | +6,464円 |
| ポンド/円 | +1,154円 |
| 豪ドル/NZドル | +43円 |
| ユーロ/ポンド | +2円 |
| トルコリラ/円 | -1,344,174円 |
一番悪かったのは、圧倒的にトルコリラ円です。
トルコリラ円だけで、
-1,344,174円
でした。
逆に言えば、トルコリラ円を除けば、12月は約**+161,401円**のプラスでした。
つまり、12月の問題は全体的に全部ダメだったわけではありません。
問題はかなりはっきりしています。
トルコリラ円の売りポジションを大きく持ちすぎたこと。
ここです。
自動売買と通常取引の比較
| 種類 | 損益 |
|---|---|
| 自動売買 | +37,516円 |
| 通常取引 | -1,220,289円 |
ここもかなり重要です。
自動売買は、12月もプラスでした。
一方で、通常取引が大きくマイナスです。
つまり、12月に大きく負けた原因は、
自動売買ではなく、裁量・通常取引側の大きな判断ミス
です。
自動売買はコツコツ利益を積み上げています。
しかし、通常取引で大きく負けると、その積み上げを一発で壊してしまいます。
これは今後かなり注意が必要です。
売買別の損益
| 売買 | 損益 |
|---|---|
| 買い | +113,139円 |
| 売り | -1,295,912円 |
買いはプラスでした。
売りが大きくマイナスです。
特に、トルコリラ円の売りが大きな原因です。
高金利通貨を売る場合、スワップ面でも不利になりやすく、逆行した時の精神的負担も大きくなります。
12月はスワップが+181,329円ありましたが、それでも売買損失をカバーできませんでした。
日別損益
| 日付 | 損益 |
|---|---|
| 12月8日 | +78,900円 |
| 12月9日 | +53,686円 |
| 12月12日 | +44,289円 |
| 12月11日 | +40,432円 |
| 12月19日 | +17,316円 |
| 12月13日 | +10,136円 |
| 12月15日 | +9,993円 |
| 12月20日 | +8,274円 |
| 12月14日 | +8,024円 |
| 12月21日 | +7,753円 |
| 12月28日 | -152,882円 |
| 12月7日 | -1,322,357円 |
最悪の日は、12月7日です。
この1日だけで、
-1,322,357円
です。
次に悪かったのは、12月28日です。
この日は、
-152,882円
でした。
12月は、12月7日と12月28日の2日間が大きく足を引っ張りました。
逆に言えば、この2日を除くと、12月はかなり安定していました。
一番悪かった日:2023年12月7日の分析
2023年12月7日の損益は、
-1,322,357円
でした。
内訳は以下です。
| 通貨ペア | 売買 | 損益 |
|---|---|---|
| トルコリラ/円 | 売り | -1,344,174円 |
| 米ドル/円 | 売り | +17,954円 |
| 米ドル/円 | 買い | +3,863円 |
この日は、米ドル円では利益が出ています。
しかし、トルコリラ円の売り損失が大きすぎました。
トルコリラ円だけで、決済件数は340件。
損益は、
-1,344,174円
です。
この時点で、他の通貨ペアの利益ではどうにもならない状態になっています。
12月7日は何が起きていたのか
2023年12月7日は、為替市場全体がかなり動いた日でした。
この日は、日銀の植田総裁の発言を受けて、日銀の金融政策修正への思惑が強まり、円が急騰しました。ロイターは、円がドルに対して2%以上上昇し、ドル円が一時大きく下落したと報じています。(Reuters)
つまり、12月7日は普通の日ではありません。
相場が大きく動いた日です。
こういう日に、ポジションを大きく持ちすぎていると、通常のコツコツ利益では耐えられません。
特に高金利通貨や値動きの荒い通貨は、一方向に動いた時のダメージが大きくなります。
12月7日の負けは、単なる運の悪さではなく、
大きく動く日に、損失が大きくなるポジションを持ちすぎていた
ことが問題です。
時間帯別の損益
| 時間帯 | 損益 |
|---|---|
| 6時台 | +48,213円 |
| 22時台 | +31,430円 |
| 21時台 | +26,343円 |
| 20時台 | +26,015円 |
| 9時台 | +21,359円 |
| 0時台 | +18,974円 |
| 11時台 | +17,725円 |
| 4時台 | +15,115円 |
| 12時台 | +11,911円 |
| 5時台 | +10,166円 |
| 18時台 | -1,447,032円 |
一番悪かった時間帯は、18時台です。
18時台だけで、
-1,447,032円
でした。
原因は、12月7日の18時台にトルコリラ円の売り決済が集中したことです。
時間帯としては、18時台が苦手というより、
大きな損切り・大きな決済が18時台に集中した
という見方が正しいです。
ただし、ここから学ぶことはあります。
平日の18時台は、仕事が終わって帰宅前後の時間帯です。
この時間帯に大きな判断をすると、疲れや焦りが入る可能性があります。
特に、大きな含み損を抱えている状態で18時台に決済判断をすると、冷静さを失いやすいです。
一番良かった日:2023年12月8日
12月で一番良かった日は、12月8日です。
損益は、
+78,900円
でした。
内訳は以下です。
| 通貨ペア | 売買 | 損益 |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | 買い | +38,684円 |
| 米ドル/円 | 売り | +21,798円 |
| メキシコペソ/円 | 売り | +9,646円 |
| 米ドル/円 自動売買 | 買い | +8,075円 |
12月8日は、米ドル円の売買がうまく取れています。
特に9時台、11時台、22時台が良かったです。
| 時間帯 | 損益 |
|---|---|
| 9時台 | +19,986円 |
| 22時台 | +17,934円 |
| 11時台 | +16,307円 |
| 23時台 | +12,673円 |
12月7日の大きな相場変動の後、12月8日は戻りや値動きをうまく取れています。
ただし、12月8日に利益が出ていても、12月7日の損失が大きすぎました。
ここが問題です。
12月28日の悪かった取引
12月28日も悪かったです。
損益は、
-152,882円
でした。
この日の原因は、米ドル円の売りです。
| 通貨ペア | 売買 | 損益 |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | 売り | -157,032円 |
| 米ドル/円 | 買い | +3,493円 |
特に悪かった時間帯は18時台です。
| 時間帯 | 損益 |
|---|---|
| 18時台 | -140,576円 |
| 22時台 | -10,551円 |
12月28日は、米ドル円の売りで大きく負けています。
12月7日はトルコリラ円の売り。
12月28日は米ドル円の売り。
つまり12月の大きな負けは、どちらも売りポジションが原因です。
2023年12月末の口座状況
取引残高報告書では、2023年12月29日時点で以下の状態でした。
| 項目 | 金額・数値 |
|---|---|
| 預託証拠金残高 | 1,501,394円 |
| 出金可能額 | 63,254円 |
| 評価損益合計 | -325,923円 |
| 建玉評価損益 | -375,391円 |
| 未決済スワップ損益 | +49,468円 |
| ポジション必要証拠金 | 872,479円 |
| 証拠金維持率 | 107.2% |
月間で大きく負けたうえに、月末時点でも評価損益はマイナスでした。
証拠金維持率は**107.2%**です。
かなり余裕がある状態とは言いにくいです。
これは重要です。
FXで自由な生き方を目指すなら、利益だけではなく、
生き残れる証拠金管理
が必要です。
2023年12月の良かった点
悪い月でしたが、良かった点もあります。
1. 自動売買はプラスだった
自動売買は、
+37,516円
でした。
大きく勝ったわけではありませんが、通常取引が大きく崩れる中で、自動売買はプラスです。
これはかなり大きいです。
自動売買は、感情が入りにくい。
決めたルール通りに動く。
だから、大きな裁量ミスを防ぎやすいです。
2. トルコリラ円以外はプラスだった
トルコリラ円を除けば、12月はプラスでした。
米ドル円、メキシコペソ円、ランド円、ユーロドルは利益が出ています。
つまり、全体の方向性が全部ダメだったわけではありません。
悪かった原因はかなり明確です。
3. 米ドル円は利益を出せている
米ドル円は、
+95,882円
でした。
件数も多く、12月8日や12月9日にはしっかり利益を取れています。
今後も米ドル円は分析対象として重要です。
2023年12月の悪かった点
1. トルコリラ円の売りを持ちすぎた
最大の問題はこれです。
トルコリラ円の売りで、
-1,344,174円
です。
1通貨ペアだけで、月間損益を完全に壊しています。
今後は、トルコリラ円の売りについてはかなり慎重にするべきです。
特に、数量を増やしすぎるのは危険です。
2. 損切りが遅い
12月7日のトルコリラ円は、損失が大きくなりすぎています。
スワップが+173,566円あっても、売買損益が-1,517,740円なので、全くカバーできていません。
スワップで耐える考え方は、逆行した時に危険です。
3. 勝率に安心している
勝率は73.6%あります。
しかし、結果は大損です。
つまり、勝率を見て安心してはいけません。
今後見るべきなのは、
- 1回あたりの最大損失
- 通貨ペア別の損益
- 裁量取引と自動売買の損益差
- 証拠金維持率
- 含み損の増え方
です。
改善策
1. トルコリラ円の売りは原則縮小
トルコリラ円の売りは、12月の最大の敗因です。
今後は、トルコリラ円の売りをやるとしても、数量をかなり落とすべきです。
個人的には、以下のようにしたいです。
- トルコリラ円の売りは通常取引で大きく持たない
- 持つなら数量をかなり小さくする
- ナンピン前提にしない
- 損切りラインを決めてから入る
- スワップで耐える発想をやめる
2. 裁量取引の上限を決める
12月は、自動売買がプラスで、通常取引が大きくマイナスでした。
そのため、通常取引には上限を設定した方が良いです。
例えば、
- 1日あたりの裁量損失上限を決める
- 1通貨ペアあたりの最大損失を決める
- 1日の損失が一定額を超えたら新規注文しない
- 18時台に大きな裁量判断をしない
こういうルールが必要です。
3. 証拠金維持率をもっと高く保つ
12月末の証拠金維持率は107.2%でした。
これはかなり危ない水準です。
自由な生き方を目指すためのFXなら、強制ロスカットに近づくような運用は避けるべきです。
利益を狙うよりも、まず生き残る。
これが大事です。
4. 大きなイベント前後はポジションを軽くする
12月7日は、日銀の金融政策修正への思惑で円が急騰しました。
12月13日には、FOMC後に米利下げ期待が強まり、ドルが円に対して大きく下落しました。(Reuters)
このような金融政策イベントの前後は、為替が大きく動きます。
今後は、
- 日銀会合
- FOMC
- 米雇用統計
- CPI
- 政策金利発表
このあたりの前後では、ポジションを軽くする必要があります。
2023年12月の結論
2023年12月は、
勝率は高いのに、大きく負けた月
でした。
月間損益は、
-1,182,772円
です。
ただし、全てが悪かったわけではありません。
自動売買はプラス。
米ドル円もプラス。
メキシコペソ円もプラス。
ランド円もプラス。
問題は、ほぼトルコリラ円の売りです。
トルコリラ円だけで、
-1,344,174円
の損失でした。
ここを改善できれば、今後の成績はかなり変わると思います。
今回の反省は、かなり大きいです。
FXで自由な生き方を目指すなら、利益を増やすことも大事ですが、それ以上に、
大きく負けない仕組みを作ること
が大事です。
2023年12月は、その必要性を強く感じた月でした。

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