2027年の税理士試験に向けて、簿記論と財務諸表論を勉強しています。ただし、現在使っているのは税理士試験専用の基礎マスターではありません。
公認会計士試験の「財務会計論(計算)・基礎マスター」を、税理士試験の簿記論・財務諸表論の基礎学習として活用しています。
今回は、2026年8月から10月にかけての記録を中心に、どのような論点に取り組んできたのか、ミニテストの成績や今後の課題を振り返ります。良かったところだけでなく、未学習だった範囲や点数の低さも記録します。
1.なぜ公認会計士の教材で簿記論・財務諸表論を勉強するのか
僕は以前、公認会計士試験の財務会計論を勉強したことがあります。ところが、学習から時間が経過しており、以前は理解していた内容でも忘れている論点が多くあります。
そこで、過去に取り組んだ公認会計士講座の教材を使い、財務会計の基礎から復習する方針にしました。簿記論と財務諸表論(計算)には、公認会計士の財務会計論(計算)と重なる論点があります。
ただし、公認会計士試験と税理士試験は出題範囲・出題形式が同一ではありません。 この教材だけで税理士試験対策が完結するとは考えず、最終的には税理士試験専用の問題演習と財務諸表論の理論対策を追加する予定です。
2.公認会計士講座で取り組んだ学習内容
ここでは、講義文字起こし、例題との対応表、ミニテストの学習メモなどで確認できた内容を中心に紹介します。教材に収録されている全項目を学習完了したという意味ではありません。
① 財務諸表の基礎・現金預金・手形
基礎マスターⅠの序盤では、財務諸表の表示、現金預金、手形取引などを確認しました。
- 一年基準と貸借対照表の表示
- 現金の範囲と先日付小切手
- 未渡小切手
- 手形の裏書・割引
例えば、現金として扱えるものと扱えないものの区別や、手形の譲渡・割引に伴う会計処理を整理しました。簿記の基本事項だからこそ、思い込みで判断せず、例題を通して確認しています。
② 有価証券
有価証券では、取得・売却・期末評価などを扱う講義記録を確認しました。
- 有価証券の取得・売却
- 端数利息や付随費用
- 保有目的による分類と期末評価
- 満期保有目的債券と償却原価法
- 有価証券の減損や評価差額の考え方
有価証券は、保有目的や取引内容によって処理が異なります。仕訳の暗記にとどまらず、「なぜその評価額になるのか」を理解することが課題です。
③ 商品売買・棚卸資産・売価還元法
商品売買や棚卸資産の範囲では、売上・仕入の調整、棚卸減耗、商品評価損、原価率、売価還元法などの論点に触れました。
- 売上戻り・値引、仕入戻し・値引などの整理
- 棚卸減耗損と商品評価損
- 原価率と付加利益率の違い
- 売価還元法による棚卸資産の計算
例えば、原価80円の商品を100円で売った場合、売価に対する利益率は20%、原価に対する利益率は25%です。何を分母にするかを間違えると、売価還元法でも計算を誤ります。基本に戻って整理した論点の一つです。
④ 固定資産・減損・研究開発費・ソフトウェア
基礎マスターⅠには、固定資産、減損、研究開発費、ソフトウェアなどの論点もあります。教材・ミニテストの学習範囲として確認していますが、未学習のまま残っている部分もあります。
特に第4回・第7回のミニテストでは未学習部分があり、点数に影響しました。今後は該当講義を確認し、例題とトレーニングで補う必要があります。
⑤ リース会計
リース会計では、リース資産・リース債務の計上、リース料と利息相当額、利息法による計算などの論点を講義記録で確認しています。
リース債務の期首残高から利息部分を考え、支払額のうち元本返済に当たる部分を求める流れを整理しました。なお、以前の教材を使っているため、会計基準の改正があった論点は、受験する年度の基準・試験範囲で確認し直します。
3.基礎マスターⅠ〜Ⅳの資料・講義をどのように整理したか
基礎マスターⅠの復習を中心に、Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの講義音声や文字起こしも整理しています。記録上、例えば次の内容を確認できます。
| 教材区分 | 講義・資料で確認した論点例 |
|---|---|
| 基礎マスターⅠ | 現金預金、手形、有価証券、商品売買、棚卸資産、固定資産、リースなど |
| 基礎マスターⅡ | 工事契約、キャッシュ・フロー計算書など |
| 基礎マスターⅢ | 金融商品、分配可能額など |
| 基礎マスターⅣ | 連結除外、包括利益など |
Ⅱ〜Ⅳの資料や録音が整理されているからといって、全講義を最新の学習期間中に受講し終えたり、すべての問題を解けたりするわけではありません。ここでは、学習状況と資料整理状況を区別しています。
4.例題と講義時間を対応させるExcelを作成
復習を効率化するため、公認会計士講座のテキスト・例題・トレーニング・講義音声を対応付けたExcelの一覧表も作成しました。
管理しているのは、基礎マスター区分、テキスト番号、例題番号、例題名、該当講義、参照開始・終了時刻、確認範囲などです。
わからない例題があったときに、長い講義から説明箇所を一から探す手間を減らすことが目的です。ただし、資料によってはページ番号に言及した時間帯のみを確認できているものもあり、例題全体の解説がその時間に収録されているとは限りません。
5.勉強時間の振り返り
2026年8月6日から10月19日までに集計した学習記録は、次のとおりです。
| 学習分野 | 記録上の勉強時間 |
|---|---|
| 財務会計論(簿記論・財務諸表論の共通学習) | 28時間28分 |
| 消費税法 | 69時間50分 |
| 合計 | 98時間18分 |
財務会計論に充てた時間は約2か月半で28時間28分。勉強時間だけで合否が決まるわけではありませんが、計算問題を繰り返し解いて定着させるには、さらに学習時間を確保する必要があると感じています。
※この数値は10月19日までの集計分です。それ以降の時間は含んでいません。
6.基礎マスターⅠのミニテスト結果
公認会計士講座の基礎マスターⅠで記録したミニテストの成績です。税理士試験の簿記論・財務諸表論の模試結果ではありません。
| 回 | 点数 |
|---|---|
| 第1回 | 60点 |
| 第2回 | 60点 |
| 第3回 | 70点 |
| 第4回 | 0点 |
| 第5回 | 20点 |
| 第6回 | 35点 |
| 第7回 | 0点 |
| 第1〜7回平均 | 35.0点 |
第4回と第7回は未学習の範囲が主な原因で0点でした。一方、学習したはずの問題にも理解不足や解き直しの必要性があります。
なお、第8回については40点という管理メモもありますが、元の成績資料との照合ができていないため、今回の確定集計からは除いています。
7.振り返って感じた反省点
勉強した経験があっても、時間が経てば忘れる
以前の受講経験があるとはいえ、覚えていない論点は少なくありません。講義を見たことと、試験で正しく解答できることは別です。
未学習と、学習済みなのに解けない問題を分ける
0点の原因が未学習なら、まず講義を受ける必要があります。既に学習した範囲で間違えたなら、解法や理解不足を確認する必要があります。ミニテストの点数だけでなく、誤答の原因を記録することが重要だと考えています。
計算だけでなく財務諸表論の理論も必要
現在の中心教材は財務会計論の計算編です。税理士試験の財務諸表論では理論の対策も必要なので、今後は計算の復習と並行して学ぶ予定です。
8.今後の勉強方針
- 基礎マスターⅠで未学習だった範囲を補う
- ミニテストで点数が低かった範囲を重点的に解き直す
- 基礎マスターⅡの論点を学び、例題を自力で解く
- 例題と講義時刻の対応表を使って、必要な講義だけ復習する
- 税理士試験の簿記論・財務諸表論専用問題と出題範囲を照合する
- 財務諸表論の理論学習を進める
これからは、講義をどれだけ受講したかよりも、自力で正解できる問題がどれだけ増えたかを重視していきます。
まとめ:会計の基礎を学び直し、税理士試験合格につなげる
2026年8月から10月にかけて、公認会計士講座の財務会計論(計算)を使い、現金預金、手形、有価証券、商品売買、棚卸資産、リースなどの基礎を復習しました。講義・例題の対応表も作成し、復習しやすい環境を整えています。
一方で、未学習の範囲や理解が十分でない部分も残っています。ミニテストの結果を直視しながら、少しずつ解ける問題を増やしていきたいと思います。
目標は2027年の税理士試験で簿記論・財務諸表論に合格すること。 その先にある、時間や場所に縛られない働き方を実現するためにも、学習を継続していきます。
※2026年11月4日時点で確認できた学習記録・講義資料をもとに作成。使用教材は過去年度の公認会計士講座であり、最新年度の試験範囲や会計基準は別途確認が必要です。

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