2027年の税理士試験に向けて、TACの消費税法を勉強しています。6月に学習の再開をブログに書いてから、基礎マスターの講義や理論暗記、ミニテストに取り組んできました。
2026年8月6日〜10月19日の学習時間は69時間50分。9月には実力テストで88点(100点満点)を取れた一方、10月17日のミニテストでは28点(50点満点)まで下がりました。
今回は成績の良い部分だけでなく、これまでにどんな論点を学び、どこにつまずいたのか、講義記録と学習管理表を見ながら振り返ります。学習時間の集計日は10月19日まで、講義内容の確認は10月31日までです。
1.消費税法の勉強を始めた理由
僕は経理の仕事をしています。将来的には人・時間・場所・会社に縛られず、自由な働き方を実現したいと考えています。そのために、自分の専門性を高めることも必要です。
消費税法を選んだのは、税理士試験への挑戦だけでなく、仕事や副業の税金を理解する力につなげたいからです。過去にも消費税法を学習した経験がありますが、2026年に改めて基礎から取り組むことにしました。
6月には勉強を再開する理由を書いた記事と、勉強1日目(30分)の記録を公開しています。その後、TACの2027年合格目標の講座を受講し、9月以降は基礎マスターを中心に学習を進めました。
2.基礎マスターで学んだ内容
実際の講義録音・文字起こしと学習記録を見直すと、大きく次の論点に取り組んでいました。ここで挙げるのは講義で扱い、復習対象として確認した内容で、すべてを完全に理解・暗記したという意味ではありません。
① 消費税の課税対象と取引区分
- 国内取引か国外取引かを判定する考え方
- 資産の譲渡等と課税の対象
- 課税・非課税・不課税・免税の区別
- みなし譲渡、低額譲渡などの論点
初期の学習では、取引の名前だけで判断せず、国内取引なのか、対価を得ているのか、そもそも課税対象なのかを順番に考えることを意識しました。特に「非課税」と「不課税」は、消費税がかからない点は似ていても、課税売上割合への反映が異なります。
② 課税標準と売上げに係る消費税額
課税対象を判断した後、課税標準額や売上げに係る消費税額を計算する流れを学びました。課税売上と輸出免税売上の扱い、売上返還などによる調整も、総合問題で混乱しやすいポイントです。
講義では、いきなり計算を始めるのではなく、課税期間、取引区分、税込・税抜などの条件を先に確認することが重要だと学びました。
③ 仕入税額控除と課税売上割合
10月の講義で特に時間をかけて扱ったのが、仕入税額控除です。
- 課税仕入れの意義
- 課税売上割合の計算
- 課税売上にのみ対応する仕入れ・非課税売上にのみ対応する仕入れ・共通する仕入れの区分
- 全額控除、個別対応方式、一括比例配分方式
- 方式の選択と継続適用
個別対応方式では、仕入れをどの売上に対応するものか区分してから計算します。一括比例配分方式では、対象の課税仕入れ等に係る税額に課税売上割合を乗じます。
また、課税売上高5億円以下かつ課税売上割合95%以上である場合の全額控除の考え方も確認しました。計算の入口となる用途区分を誤ると、その後の税額がずれてしまいます。
④ 仕入れに係る対価の返還等と税関還付
10月17日ごろの講義記録には、仕入返品・値引き・割戻し、輸入品の返品と税関での消費税還付などが残っています。
通常の課税仕入れの計算だけでなく、返還や還付が起きたとき、どの税額をどの段階で調整するのかを学びました。全額控除、個別対応方式、一括比例配分方式で計算手順が異なるため、特に整理が必要だと感じた部分です。
⑤ 免税事業者と課税事業者の切替え・棚卸資産の調整
10月31日の講義記録では、免税事業者から課税事業者になる場合と、その逆の場合に生じる棚卸資産の調整を扱いました。
例えば、免税事業者だった期間中に仕入れた商品が、課税事業者となる時点で在庫として残っている場合は、一定の要件で仕入控除税額の調整を行います。反対に、課税事業者から免税事業者になる際には、対象となる期末在庫について別の調整が必要になります。
この講義で印象に残ったのは、消費税では単に「商品が売れたかどうか」だけで仕入税額控除を決めるわけではないという点です。課税・免税の切替えと棚卸資産の関係を、改めて整理する必要があると感じました。
⑥ 消費税法の理論暗記
計算だけではなく、税法の定義や要件を正確に書けるようにする理論暗記にも取り組んでいます。
特に「課税仕入れの意義」は、10月20日に繰り返し口に出して暗記練習をしました。途中で言い直した回も含め、記録上は51回の発話練習を行っています。
ただし、回数を重ねたからといって完全に暗記できたわけではありません。定義の本文だけでなく、注記や細かい表現まで正確に再現できるかが課題です。
3.消費税法のミニテスト・実力テスト結果
2026年9月〜10月の学習管理表に記録した点数を公開します。
| 実施日 | テスト | 得点 |
|---|---|---|
| 9月12日 | 基礎マスターⅠ 第2回 | 50/50点 |
| 9月19日 | 基礎マスターⅠ 第3回 | 46/50点 |
| 9月26日 | 基礎マスターⅠ 第4回・実力テスト | 88/100点 |
| 10月3日 | 基礎マスターⅡ 第1回 | 43/50点 |
| 10月10日 | 基礎マスターⅡ 第2回 | 50/50点 |
| 10月17日 | 基礎マスターⅡ 第3回 | 28/50点 |
| 10月24日 | 次の実力テスト | 点数未入力 |
50点満点を取れた回が2回ある一方、10月17日は28点でした。基本が身についたと思っていても、範囲が広がると同じようには得点できません。
88点だった実力テストも満点ではなく、弱点が残っています。次回以降は「何点だったか」に加えて、取引区分の判断ミスなのか、計算順序のミスなのか、理論を覚えていないのかという原因まで記録したいと思います。
※10月24日のテストについて、管理表に得点が入力されていないため、受験結果や点数は断定しません。
4.ここまでの勉強時間
2026年8月6日〜10月19日に記録した学習時間は、次のとおりです。
| 科目 | 勉強時間 |
|---|---|
| 消費税法 | 69時間50分 |
| 財務会計論(簿記論・財務諸表論の共通学習) | 28時間28分 |
| 合計 | 98時間18分 |
3科目の学習を進めるうえで、消費税法に比較的多くの時間を使っています。それでも目標としていた学習量には届いていません。
この集計は10月19日までの実績なので、10月下旬の講義記録に登場する学習内容は、上表の時間に加算していません。過去の別集計も重複加算しないようにしています。
5.勉強して感じた課題と反省点
得点が高かった回に安心しない
満点を取れた回があると、理解できているように感じます。しかし、後のテストでは28点まで下がりました。範囲が進んでも解けるように、短い間隔で復習する必要があります。
取引の判定・課税売上割合・仕入税額控除をつなげて考える
消費税法の計算は、取引を正しく分類したうえで、課税標準や仕入税額控除へ進むものです。単独の論点なら解けても、総合問題になると途中の判断ミスが後の計算に影響します。
理論を「見れば分かる」から「何も見ずに書ける」へ
課税仕入れの定義を何度も練習した経験から、意味を知っているだけでは足りないと感じています。今後は模範解答を見ずに書き、抜けている語句や要件を照合する方法で確認します。
古い知識や講義中の予想はそのまま鵜呑みにしない
税法や取扱いは改正されることがあります。この記事は自分の学習記録として整理していますが、実際の税務判断に使う場合は、その時点の法令や国税庁の公式資料を確認する必要があります。
6.今後の学習計画
- 基礎マスターⅠ・Ⅱのミニテストを解き直し、間違いの原因を記録する
- 課税・非課税・不課税・免税の判定を迷わずできるようにする
- 課税売上割合と仕入税額控除の用途区分を重点的に復習する
- 個別対応方式・一括比例配分方式・仕入返還を含む総合計算に慣れる
- 課税仕入れの意義など重要理論を、正確な文章で再現できるまで反復する
- 10月24日以降のテスト成績と勉強時間も、確認できたものから記録する
以前の学習記事では「毎日30分から始める」と書きました。今後は学習を続けるだけでなく、テストで安定して解答できる力を身につけることを目標にします。
7.振り返りのまとめ
2026年の消費税法の勉強では、課税対象や国内取引の判定から始まり、課税売上割合、仕入税額控除、返還等の調整、棚卸資産の調整まで、基礎から徐々に応用的な論点に進んできました。
勉強時間は10月19日までで69時間50分。満点だったミニテストもあれば、28点に落ち込んだ回もあります。
今の課題は、知識を増やすだけでなく、理論を正確に覚え、計算で安定して得点できるようにすることです。
2027年の税理士試験合格を目指して、これからも実際に勉強した内容、点数、反省点をブログに残していきます。
簿記論・財務諸表論の学習については、公認会計士の基礎マスターを使った学習の振り返りにもまとめています。
参考にした公式情報
この記事は2026年11月4日時点で確認できる個人の学習記録をもとに作成しました。勉強時間は10月19日まで、講義記録は10月31日までを対象としています。講義で取り上げられた内容と、筆者がすべて理解・習得できた範囲は同一ではありません。税法の一般的な解説は2026年11月時点で確認した国税庁資料を参考にしています。

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