大手企業で働くなら、会社制度は全部使え
会社員として働いていると、こう思うことがあります。
「給料がなかなか上がらない」
「でも仕事は増える」
「会社にいる時間ばかり長くなる」
「結局、自分の時間を安く売っている気がする」
僕は、会社員が労働単価を上げるには、まず考え方を変える必要があると思っています。
会社員は、会社に対して自分の時間と労働力を提供している立場です。
つまり、ボランティアではありません。
会社のために働く代わりに、給料・有給・福利厚生・在宅勤務・資格手当などを受け取る権利があります。
それなのに、
- 有給を使わない
- 福利厚生を使わない
- 昼休みに仕事をする
- サービス残業をする
- 資格手当を確認しない
- 通勤経路を見直さない
これでは、自分の労働単価は下がります。
会社員がやるべきことは、シンプルです。
会社に遠慮しすぎない。
使える制度は全部使う。
自分の時間を安売りしない。
この記事では、大手企業で働く会社員が、労働単価を上げる方法を11個紹介します。
この記事で言いたいこと
最初に結論です。
会社員の労働単価を上げる方法は、次の11個です。
| 番号 | 方法 | 効果 |
|---|---|---|
| ① | 正しく勤怠をつける | タダ働きを防ぐ |
| ② | 資格手当を取りに行く | 収入を増やす |
| ③ | 会社にアピールする | 評価につなげる |
| ④ | 有給を全て消化する | 働く日数を減らす |
| ⑤ | 在宅勤務を増やす | 通勤時間を減らす |
| ⑥ | サービス残業をしない | 無給労働をなくす |
| ⑦ | 面談で説得力のあるアピールをする | 昇給・条件改善につなげる |
| ⑧ | 福利厚生をちゃんと使う | 実質的な手取りを増やす |
| ⑨ | 通勤経路を再確認する | 時間と体力を守る |
| ⑩ | 休憩を適切に取る | 集中力と体調を守る |
| ⑪ | 会社制度を全て利用する | 会社員としての取り分を最大化する |
給料をすぐに上げるのは難しいです。
でも、タダ働きを減らすことや、会社制度を使うことは今日からできます。
そもそも労働単価とは?
労働単価とは、簡単に言うと、
自分の1時間あたりの価値
です。
計算式はこうです。
労働単価 = 会社からもらうお金 ÷ 会社に拘束される時間
ここで大事なのは、給料だけを見るのではなく、拘束時間も見ることです。
たとえば、同じ年収400万円でも、次の2人では労働単価が違います。
| 人 | 働き方 | 労働単価 |
|---|---|---|
| Aさん | 有給を使わない・サービス残業あり・通勤が長い | 低い |
| Bさん | 有給を使う・在宅勤務あり・サービス残業なし | 高い |
年収が同じでも、会社に奪われる時間が少ない人の方が、実質的な労働単価は高いです。
つまり、労働単価を上げる方法は2つあります。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 収入を増やす | 昇給、資格手当、賞与、転職 |
| 拘束時間を減らす | 有給、在宅勤務、通勤短縮、サービス残業削減 |
この2つを同時にやることが大事です。
① 正しく勤怠をつける
労働単価を上げるために、最初にやるべきことは正しく勤怠をつけることです。
これは基本です。
働いた時間を正しく記録しないと、会社の記録上は「働いていない時間」になります。
たとえば、こんなことをしていませんか?
- 始業前にメールを見る
- 昼休みに仕事の連絡に返事をする
- 退勤後にチャットを返す
- 少し残業したのに申請しない
- 残業申請が面倒でなかったことにする
これらは、自分の労働単価を下げる行動です。
たった10分でも、毎日続くと大きいです。
| 未申請労働 | 影響 |
|---|---|
| 1日10分 | 1ヶ月で約3時間20分 |
| 1日10分 | 1年で約40時間 |
年間40時間ということは、ほぼ1週間分です。
つまり、毎日少しの未申請労働でも、年間で見るとかなりのタダ働きになります。
会社員は、働いた時間を正しく記録するべきです。
「これくらいならいいか」
「少しだけだから申請しないでおこう」
「上司に言いにくいから黙っておこう」
この考え方は、自分の時間を安売りする原因になります。
② 資格手当を取りに行く
大手企業には、資格手当や資格取得奨励金がある場合があります。
これは必ず確認した方がいいです。
なぜなら、資格手当は同じ労働時間でも収入を増やせる制度だからです。
たとえば、会社によっては次のような資格が対象になります。
| 分野 | 資格例 |
|---|---|
| 会計 | 簿記、税理士科目、建設業経理士 |
| IT | ITパスポート、MOS、VBA、基本情報 |
| 語学 | TOEIC、英検 |
| 金融 | FP、証券アナリスト |
| 不動産 | 宅建 |
| 労務 | 社労士 |
資格手当が月5,000円でも、年間では6万円です。
月1万円なら、年間12万円です。
| 資格手当 | 年間増加額 |
|---|---|
| 月5,000円 | 年6万円 |
| 月10,000円 | 年12万円 |
| 月20,000円 | 年24万円 |
これは普通に大きいです。
しかも、資格は今の会社だけでなく、転職や副業にも使えます。
つまり、資格手当を取りに行くことは、
会社からお金をもらいながら、自分の市場価値も上げる行為
です。
資格を取るなら、趣味で終わらせるのではなく、会社制度とセットで考えるべきです。
③ 会社にアピールする
会社員は、黙って働くだけでは損をします。
なぜなら、会社はあなたの成果を全部見てくれているわけではないからです。
特に大手企業は、人が多いです。
上司も忙しい。
部署も多い。
業務も細かい。
だから、自分の成果は自分で見える化する必要があります。
たとえば、こういう成果です。
- 作業時間を短縮した
- ミスを減らした
- マニュアルを作った
- 後輩に教えた
- Excelで自動化した
- 問い合わせ対応を整理した
- 締切より早く提出した
- トラブルを未然に防いだ
これらは、立派な成果です。
ただし、口で「頑張りました」と言うだけでは弱いです。
次のように記録しておくと、面談で使いやすくなります。
| 日付 | やったこと | 効果 | アピール材料 |
|---|---|---|---|
| 5/10 | Excel集計を改善 | 30分短縮 | 業務効率化 |
| 5/15 | チェックリスト作成 | ミス防止 | 品質改善 |
| 5/20 | マニュアル作成 | 引き継ぎ可能 | 属人化解消 |
会社員は、自分の仕事を見える化しないと評価されにくいです。
「頑張っています」ではなく、
「この業務を改善して、これだけ効果がありました」
と言えるようにしておく。
これが大事です。
④ 有給を全て消化する
有給休暇は、会社員にとってかなり強い制度です。
なぜなら、有給は、
働かなくても給料が出る日
だからです。
つまり、有給を使えば、同じ年収でも働く日数が減ります。
働く日数が減るということは、実質的な労働単価が上がるということです。
| 人 | 年収 | 有給消化 | 実質単価 |
|---|---|---|---|
| Aさん | 400万円 | 0日 | 低い |
| Bさん | 400万円 | 20日 | 高い |
予定がないから有給を取らない。
これは、かなりもったいないです。
予定がなくても休めばいいです。
- 寝る
- 勉強する
- 副業する
- 病院に行く
- 役所に行く
- 旅行する
- 何もしない
全部ありです。
有給はサボりではありません。
会社員の権利です。
会社に遠慮して有給を残す必要はありません。
もちろん、繁忙期やチームの状況は見た方がいいです。
でも、計画的に取れるなら、取るべきです。
会社員が自由時間を増やしたいなら、有給消化はかなり重要です。
⑤ 在宅勤務を増やす
在宅勤務は、労働単価を上げる強力な方法です。
理由はシンプルです。
通勤時間が消えるから
たとえば、往復通勤に2時間かかる人が、週1回在宅勤務をするとします。
| 在宅勤務 | 浮く時間 |
|---|---|
| 週1回 | 週2時間 |
| 月4回 | 月8時間 |
| 年48回 | 年96時間 |
年間96時間です。
これはかなり大きいです。
96時間あれば、いろいろできます。
- 資格勉強
- ブログ作成
- 副業
- 読書
- 運動
- 睡眠
- 家事
- 投資の分析
在宅勤務は、給料が下がるわけではありません。
それなのに、通勤時間が減ります。
つまり、実質的な労働単価が上がります。
在宅勤務を増やしたいなら、会社にはこう伝えると良いです。
「在宅勤務の日は、資料作成やデータチェックに集中できます」
「出社日は対面確認や紙資料の対応に集中します」
「在宅でも進捗を共有します」
ポイントは、単に「家で働きたい」と言わないことです。
会社側にもメリットがある形で伝える。
これが大事です。
⑥ サービス残業をしない
労働単価を下げる最大の敵は、サービス残業です。
サービス残業とは、簡単に言うと、
会社のためにタダで働くこと
です。
特に危ないのは、次の時間です。
- 始業前
- 終業後
- 昼休み
- 退勤打刻後
- 休日
- 在宅勤務中の時間外
特に昼休みは注意です。
昼休みにメールを見る。
昼休みにチャットを返す。
昼休みに電話に出る。
昼休みに資料を少し直す。
これを毎日やっているなら、実質的に休めていません。
しかも、その時間が勤怠に反映されていないなら、タダ働きです。
会社員がやるべきことはシンプルです。
- 働いたら勤怠につける
- 休憩中は仕事をしない
- 退勤後は業務連絡を見ない
- 時間外対応は残業申請する
- 無理なら翌営業日に回す
真面目な人ほど、サービス残業をしがちです。
でも、会社に尽くしすぎても、自分の時間は戻ってきません。
会社員は、自分の時間を安売りしてはいけません。
⑦ 面談時に説得力のあるアピールをする
面談は、ただ上司と話す時間ではありません。
自分の価値を会社に伝える場です。
ここで大事なのは、感情ではなく、事実で話すことです。
悪い例はこうです。
「頑張っています」
「忙しいです」
「給料を上げてほしいです」
これだけだと弱いです。
良い例はこうです。
「Excelの集計作業を改善し、毎回30分短縮しました」
「チェックリストを作成し、確認漏れを防ぎました」
「マニュアルを作成し、他の人でも処理できる状態にしました」
面談では、次の3つを話すと整理しやすいです。
1. 今できていること
「現在は〇〇業務を担当し、期限内に安定して処理しています」
2. 改善したこと
「〇〇作業を見直し、作業時間を〇分短縮しました」
3. 今後できること
「今後は〇〇のマニュアル化や効率化にも取り組みたいです」
会社員は、自分を売り込む必要があります。
黙っていても、評価されるとは限りません。
評価されたいなら、評価される材料を準備する。
これが大事です。
⑧ 福利厚生をちゃんと使う
福利厚生を使わない会社員は、かなり損をしています。
大手企業には、福利厚生が多いことがあります。
たとえば、こういう制度です。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 健康 | 健康診断、人間ドック補助、ジム割引 |
| 学習 | 資格取得補助、書籍購入補助、通信教育 |
| 生活 | 社員食堂、住宅補助、保養所 |
| お金 | 財形貯蓄、持株会、企業型DC |
| レジャー | 映画割引、宿泊補助、旅行補助 |
| 働き方 | 在宅勤務、フレックス、時差出勤 |
これらは、給料明細には直接出ないかもしれません。
でも、実質的にはお金です。
たとえば、福利厚生で年間3万円分使えるのに使っていないなら、3万円捨てているのと近いです。
会社は制度を用意しています。
でも、自分から調べないと使えないことも多いです。
だから、月1回は福利厚生サイトを見た方がいいです。
確認するポイントはこれです。
- 使えるポイントはないか
- 資格補助はないか
- 健康系の補助はないか
- 旅行や宿泊の割引はないか
- 書籍や研修の補助はないか
- 企業型DCや持株会は使えるか
福利厚生は、会社員としての取り分です。
使わないのは、かなりもったいないです。
⑨ 通勤経路を再確認し、最適な道を行く
通勤時間は、労働単価に直結します。
なぜなら、通勤時間は給料が出ないのに、会社に行くために必要な時間だからです。
つまり、通勤時間が長いほど、実質的な労働単価は下がります。
たとえば、片道1時間なら、往復2時間です。
| 通勤時間 | 月20営業日の場合 |
|---|---|
| 往復2時間 | 月40時間 |
| 往復1.5時間 | 月30時間 |
| 往復1時間 | 月20時間 |
月40時間も通勤に使っているなら、かなり大きいです。
通勤経路は、一度決めると放置しがちです。
でも、見直す価値はあります。
見るべきポイントはこちらです。
- 一番早い経路か
- 乗り換えが少ないか
- 座れるか
- 歩く距離が短いか
- 雨の日でも楽か
- 遅延が少ないか
- 定期券は本当に得か
- 在宅勤務日数を考慮しているか
通勤時間を片道10分減らせたら、往復20分です。
1ヶ月20営業日なら、約6時間40分浮きます。
1年なら、約80時間です。
通勤経路を見直すだけで、年間80時間浮く可能性があります。
これはかなり大きいです。
⑩ タバコ休憩・コーヒー休憩・トイレ休憩を適切に取る
ここは誤解されやすいので、先に言います。
サボり推奨ではありません。
ただし、会社員はロボットではありません。
ずっと座って、ずっと画面を見て、ずっと集中し続けることはできません。
だから、適切な休憩は必要です。
たとえば、こういう休憩です。
- コーヒーを飲む
- 水を飲む
- トイレに行く
- 軽く歩く
- 目を休める
- 深呼吸する
- 喫煙者はルール内でタバコ休憩を取る
こういう休憩は、体調管理の一部です。
逆に、休憩を我慢しすぎるのは良くありません。
- トイレを我慢する
- 水を飲まない
- 昼休みも仕事する
- ずっと座りっぱなし
- 目を休めない
これでは、体を壊します。
会社員は体を壊したら終わりです。
会社は代わりの人を探せます。
でも、自分の体は替えがききません。
もちろん、次のような休憩はダメです。
- 長時間戻らない
- 業務に支障を出す
- 周囲に迷惑をかける
- 他人に仕事を押し付ける
- 就業規則を無視する
この記事で言いたいのは、仕事をサボれということではありません。
正しく言うなら、こうです。
休むべき時に休む。
休憩を罪悪感で削らない。
自分の体力と集中力を守る。
会社員は、自分の体を守ることも仕事の一部です。
⑪ 会社制度を全て利用する
最後に一番大事な話です。
会社員は、会社制度を全部使うべきです。
なぜなら、会社員は会社に対して、自分の時間と労働力を提供しているからです。
少し強めに言うと、我々会社員は、安月給で役務を提供しています。
だからこそ、会社が用意している制度を使わないと損です。
使うべき制度は、たとえば次のようなものです。
| 制度 | 使う理由 |
|---|---|
| 有給休暇 | 働かずに給料が出る |
| 半休・時間休 | 細かく自由時間を作れる |
| フレックス | 時間の自由度が上がる |
| 在宅勤務 | 通勤時間を減らせる |
| 資格手当 | 収入が増える |
| 資格取得補助 | 勉強費用を減らせる |
| 研修制度 | スキルアップできる |
| 福利厚生 | 実質的な手取りが増える |
| 健康診断 | 体を守れる |
| 交通費制度 | 移動コストを減らせる |
| 社員食堂 | 食費を下げられる |
| 持株会・企業型DC | 資産形成に使える |
これらは、会社員としての取り分です。
制度を使わない人は、会社に遠慮しすぎです。
有給を残しても、偉いとは限りません。
福利厚生を使わなくても、評価されるとは限りません。
サービス残業をしても、給料が上がるとは限りません。
昼休みに仕事をしても、誰も覚えていないかもしれません。
だから、使える制度は使う。
会社員は、会社に労働力を提供している。
その対価として、給料と制度を受け取る。
この考え方が大事です。
今日からやること
この記事を読んで終わりでは意味がありません。
まずは、今日できることから始めるべきです。
今日やること
- 勤怠が正しくついているか確認する
- 有給残日数を確認する
- 福利厚生サイトを見る
- 資格手当の対象資格を確認する
- 昼休みに仕事をしていないか確認する
今週やること
- 通勤経路を見直す
- 在宅勤務を増やせないか考える
- 面談で話す成果をメモする
- 使える会社制度を一覧にする
今月やること
- 有給を1日入れる
- 資格手当の対象資格を1つ選ぶ
- サービス残業をゼロに近づける
- 面談用の実績メモを作る
いきなり全部やる必要はありません。
でも、1つずつやれば確実に変わります。
まとめ:会社員はもっと自分の時間を守っていい
会社員が労働単価を上げる方法は、次の11個です。
| 番号 | 方法 |
|---|---|
| ① | 正しく勤怠をつける |
| ② | 資格手当を取りに行く |
| ③ | 会社にアピールする |
| ④ | 有給を全て消化する |
| ⑤ | 在宅勤務を増やす |
| ⑥ | サービス残業をしない |
| ⑦ | 面談時に説得力のあるアピールをする |
| ⑧ | 福利厚生をちゃんと使う |
| ⑨ | 通勤経路を再確認し、最適な道を行く |
| ⑩ | 休憩を適切に取る |
| ⑪ | 会社制度を全て利用する |
労働単価を上げるというと、転職や副業ばかり考えがちです。
もちろん、それも大事です。
でも、まずは今の会社でできることがあります。
働いた時間を正しく記録する。
有給を使う。
在宅勤務を使う。
福利厚生を使う。
資格手当を取りに行く。
通勤を見直す。
サービス残業をしない。
会社制度を全部使う。
これだけでも、実質的な労働単価は上がります。
会社員は、会社に役務を提供しています。
だからこそ、遠慮しすぎる必要はありません。
会社に自分の時間を安売りしない。
使える制度は全部使う。
自分の時間を守る。
それが、会社員が労働単価を上げるための第一歩です。

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